偶然性と決定論(言葉)・確率・偶然

偶然は、言葉として用いられるだけでなく、哲学や科学の分野において研究され、「偶然はそもそも存在せず全てが必然である」という立場を唱える学説(決定論)もある。

決定論によって仮定される全てを見通すような存在であるラプラスの悪魔のような存在は、物理学では、ハイゼンベルグの不確定性原理によって否定されている。不確定性原理が含まれる量子力学によって決定論が覆されそうになった時、その量子力学の創始者の一人であるアインシュタインは「神はサイコロを振らない」として決定論の正当性を訴え量子力学のEPRパラドックスなどを提示した。

しかし、ベルの不等式により定式化されたこの「パラドックス」は、後年実験的に確かめられてしまい、パラドックスではなくなった。現在、量子力学の解釈で(観測問題)アインシュタインの立場を採る学者はほとんどいない。したがって、現在の物理学では決定論の立場を採る学者はほとんどいない。
update:2009年08月17日